デジタル技術を活用して働き、様々な場所を行き来するデジタルノマドの数は、コロナ禍においてリモートワーク普及した2019年以降急激な増加傾向にあります。デジタルノマド誘致による経済的・社会的効果は各国が注目しており、現在50か国以上がデジタルノマドビザを発給しています。日本でも、2023年5月末に開かれた観光立国推進閣僚会議で発表された「新時代のインバウンド拡大アクションプラン」にて、デジタルノマドビザ・在留資格などの本年度中の制度化が明記されました。
国内初の開催となる本イベントでは、デジタルノマドビザの最新整備状況や、他国の現状、日本におけるデジタルノマドの今後の可能性について議論します。同時期に福岡市で開催されている海外デジタルノマド誘客プロモーション事業「COLIVE FUKUOKA(コリブフクオカ」の参加者でありアルゼンチンでデジタルノマドビザ発給に関わったNicolás Germen氏に、その実態についてもご紹介いただく予定です。今後拡大すると言われるデジタルノマド市場を取り込んでいくべく、その受け入れ態勢のあり方について、ハード、ソフトの両面、並びに、行政と民間の両面を多角的に議論し、健全な市場拡大と環境整備に寄与する場にして参ります。
■ 概要:第1回デジタルノマドサミット(英名: Japan Digital Nomad Summit 2023 )
主催:一般社団法人 日本デジタルノマド協会(JDNA)
後援:福岡市
協力:一般社団法人 日本ワーケーション協会
日程:2023年10月8日(日)・ 9日(月・祝)
10月8日(日)18:00開場/18:30〜20:30/21:00終了
デジタルノマド市場関係者のネットワーキングを目的とした交流会
10月9日(月・祝)9:30開場/10:00〜16:00
基調講演、昼食時間の交流会、トークセッション
会場:
10月8日:ザ・レジデンシャルスイート・福岡
福岡市早良区百道浜1丁目3番70号
10月9日:The Company ミーナ天神
福岡市中央区天神4丁目3-8 ミーナ天神8階
テーマ:デジタルノマドビザの制度、その可能性
トークセッション内容例
基調講演(デジタルノマド受入の可能性に関するもの)
デジタルノマドビザの海外導入事例、海外での受入先進事例
日本での受け入れ態勢について 等
- JDNAオンラインコミュニティ会員:無料
- 10月8・9日(2日間)参加券(非会員):1万円
- 8日のみ参加券(非会員):7,000円
- 9日のみ参加券(非会員):5,000円
- 9日のみオンライン視聴参加券(非会員):5,000円
※昼食時間に予定している交流トークはオンラインでは視聴できません
イベント参加申込方法
登壇者
Nicolás Germen
アルゼンチン出身
起業家。アルゼンチン初のデジタルノマドコミュニティの創始者。アルゼンチンにおけるデジタルノマドビザ導入の第一人者。
John Ho
香港出身
デジタルノマドの聖地と言われる人気都市タイ・チェンマイの人気コリビング&コワーキングスペース「Alt_ChiangMai」を運営。
Ichi Yamada
Tropical Nomad
入江 真太郎
日本ワーケーション協会
Akina Shu
Nomad University
世界を舞台に活躍する「デジタルノマド」横浜市生まれ。「ストーリーで多様性のある社会に」をビジョンに、デジタルノマドのライフスタイルを普及するメディアNomad Universityを2021年に立ち上げる。数々の海外ノマド団体や日本のコリビング、ワーケーション関連のアンバサダーを務める。日本の企業・地方行政向けに海外ノマド誘致に関するアドバイスや講演を中心に活動をしている。海外においては、日本を代表するデジタルノマドとし、世界中で英語での基調講演に登壇。
松井 はるき
弁護士・RULEMAKERS DAO
弁護士。森・濱田松本法律事務所退所時まで、スタートアップ、人権(難民支援、NPO・ソーシャルベンチャー支援、ビジネスと人権)、ロビイングを3つの柱として法律相談・プロジェクトに関与。事務所の観光法グループでも論文執筆、イベントの企画など活動した。ロビイングプロジェクトを企画するRULEMAKERS DAOの地域パートの責任者も務め、日本でのデジタルノマドビザ導入までのロビイングを主導。その他、認定NPO法人Leap for監事、株式会社アップシードビーンズ顧問も務める。
松下 慶太
関西大学社会学部教授
関西大学社会学部教授。京都大学文学研究科にて博士(文学)。専門はメディア論、ソーシャル・デザイン。デジタル・ノマド、ワーケーション、コワーキング・スペースなどメディア・テクノロジーによる新しい働き方・働く場所を研究。近著に『ワーケーション企画入門』(学芸出版社、2022)、『ワークスタイル・アフターコロナ』(イースト・プレス、2021)、『モバイルメディア時代の働き方』(勁草書房、 2019)など。また「How the Japanese workcation embraces digital nomadic work style employees」(World Leisure Journal、2022)をはじめ英語論文誌・書籍による海外への発信も積極的に展開している。
田中 敦
山梨大学教授
山梨大学 生命環境学部 地域社会システム学科教授
横浜国立大学卒業後、JTBに入社。旅行の企画営業、米国本社(ニューヨーク)、欧州支配人室(ロンドン)、訪日インバウンド等のセクションでの勤務を経て、社内ベンチャー制度で福利厚生アウトソーシング事業の(株)JTBベネフィットを起業し取締役に。その後、JTBグループ本社事業開発室長として新規事業開発やスタートアップ支援等に従事した後、JTB総合研究所主席研究員で地方創生に関わる。2016年から現職。
ワーケーションやデジタルノマド研究の第一人者として、ワーケーション・テレワーク官民連携推進協議会運営委員、日本国際観光学会ワーケーション研究部会長、ロングステイ財団理事など公職多数。
横山 裕一
福岡市役所
MOE 中野 智恵
日本デジタルノマド協会 代表理事
1979年 横浜市生まれ。フリーランスデザイナー
2011年 タイ王国タオ島に住み着く。2015年 CUAsiaに参加、Coworking/Colivingの世界を知る。2016年 Coworking space TAOHUBを創業。世界中のデジタルノマドの生活サポートを行いながら、CUAsiaを日本にも広めたいと活動。2019年秋田県の空き家を使ったColiving Space TANEHUBをスタート、2022年 日本デジタルノマド協会を設立。
大瀬良 亮
株式会社 遊行
1983年 長崎県長崎市生まれ。2007年 筑波大学卒業後、株式会社 電通入社。2015年 内閣官房に出向。2018年 つくば市役所にてまちづくりアドバイザー就任(~2020)。2019年 旅のサブスク「HafH(ハフ)」共同創業しサービス開始。2020年〜 一般社団法人 日本ワーケーション協会・顧問。2022年〜 株式会社 遊行 代表取締役。2023年~ 国立大学法人 金沢大学 先端観光科学研究所 特任准教授。
2023年10月9日(月・祝)
■ テーマ:デジタルノマドビザの制度、その可能性
10:00 開会挨拶
10:15 基調講演 (1)
・「デジタルノマド市場の受入に関する可能性」
田中敦(山梨大学生命環境学部 教授)
・「デジタルノマド市場がもたらすこれからのワークスタイル、ライフスタイルの変化」
松下慶太(関西大学社会学部 教授)
10:50 休憩
11:00 基調講演 (2)
・「デジタルノマドビザの制度化を巡る動向、RULEMAKERS DAOの動き」
松井はるき(弁護士)
11:30 昼食時間
12:00 アンカンファレンス (自由議論) ※配信は実施いたしません
・「デジタルノマド受入に関心がある事業者同士の意見交換会」
13:00 トークセッション (1)
・「Real Talk about Digital Nomads around the world」 ※英語セッション
ファシリテーター:Moe(日本デジタルノマド協会 理事)、Akina Shu(Nomad University ファウンダー)
スピーカー:Nicolás Germen(アルゼンチン・起業家)、John Ho(香港・コリビング/コワーキングスペースオーナー)、Ichi Yamada(インドネシア・起業家 / トロピカルノマドオーナー)
14:00 トークセッション (2)
・「日本での受け入れ体制について」
ファシリテーター:大瀬良亮(日本デジタルノマド協会 幹事)
スピーカー:松下慶太(関西大学社会学部 教授)、松井はるき(弁護士)、田中敦(山梨大学生命環境学部 教授)、横山裕一(福岡市役所)
15:00 クロージングトーク
・団体の壁を越えた、JDNAの今後の動きと、社会への期待
ファシリテーター:Moe(日本デジタルノマド協会 理事)
スピーカー:入江真太郎(一般社団法人 日本ワーケーション協会)、加々美一雄(RULEMAKERS DAO)
16:00 閉会
参加申し込み
JDNA会員向け参加券
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